トコジラミホテルマップ
日本国内のホテルでトコジラミ被害が急増しています。
その原因と対策、そしてどのホテルで特に被害が多いのか、本記事では詳しく解説します。
まずはトコジラミとは何なのか、どのような症状が出るのか、そしてなぜ駆除が難しいのかについて、 さらにホテルでのトコジラミの発生原因とその対策についてもご紹介します。
トコジラミとは?症状は?駆除方法は?
トコジラミは、ノミに似た小さな昆虫で、人間や動物の血を吸うことで生活しています。 夜行性で、昼間はベッドの隙間や家具の裏などに隠れ、夜に活動を始めます。
被害者は、トコジラミに噛まれることで赤い発疹やかゆみを感じることが多いです。 しかし、トコジラミの存在に気づかず、かゆみの原因を特定できないこともあります。
トコジラミの駆除は難しいとされています。 その理由は、彼らが非常に小さく、また隠れる場所を上手く見つけるため、一度発生すると根絶が困難だからです。 専門的な駆除サービスの利用が必要とされます。
トコジラミが国内ホテルで大量発生、被害急増する理由は?
近年、日本国内のホテルでトコジラミの被害が増えています。 それは、インバウンド需要の回復が大きな原因とされています。
外国からの訪問者が増え、ホテルの利用が増加することで、トコジラミが持ち込まれ、繁殖する機会が増えています。 この結果、ホテルでのトコジラミの発生が急増しているのです。
ホテルで発生するトコジラミへの対策は?
ホテル側は、定期的な清掃と対策を行うことが必要です。 専門家による定期的な点検と、発生した場合の即時の対応が重要となります。
また、旅行者自身も自己防衛策をとることが求められます。 チェックイン時には部屋のベッドや家具の隙間を確認し、トコジラミの存在を早期に見つけることが重要です。
さらに、旅行から帰った後は、旅行用バッグや洗濯物などをすぐに清潔にすることで、自宅へのトコジラミの持ち込みを防ぐことができます。
どこのホテルで発生しているのか?外国人が宿泊するホテルは?
一般的に外国人が出入りする都市部のホテルでトコジラミの発生が多く報告されています。つまり、外国人が多く集まるホテルなどではリスクが高いということが言えます。
内閣官房のデジタル田園都市国家構想実現会議事務局と経済産業省が運営する地域経済分析システム「RESAS」では、外国人が観光や宿泊する施設の情報を分析、閲覧することが可能です。
このシステムを利用して、東京都内の観光マップ、外国人経路分析を行った結果が下記のとおりです。
RESASガイドブックはこちらから
結果として、赤は要注意、黄色は注意ということが言えます。
地域ごとの検索や、外国人の出身地など様々なパラメータでフィルタリングすることが可能です。
また、カーソルを合わせることで、外国人がそのホテルを検索した回数などが表示されるため、すでに宿泊予定のホテルがある場合は、そのホテルをピンポイントで確認してみると安心できるでしょう。
RESASでは、他にも設定により様々な情報を閲覧することができます。実際に操作して確認することをおすすめします。
以上、日本国内のホテルでトコジラミ被害が増えている背景とその対策について解説しました。
トコジラミは小さな昆虫ですが、その影響は大きいです。 旅行の際は、早期発見と対策が重要となりますので、ぜひ本記事を参考にしてください。
【参考】
RESAS
1980年代後半からITと家電業界に携わり、その経験を活かし、テクノロジー業界の最新動向を的確にキャッチし、幅広い読者にわかりやすく伝えることを得意としています。
雑誌やウェブサイトでの執筆活動を中心に、メディアでの解説やコメンテーターとしても活躍しており、当サイトでも家電・IT業界の専門家としての知識と経験を広く共有してまいります。
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