dTVがLeminoにリニューアルされましたが、その背景と新機能、価格変更について検証します。
しかし、現時点では必要性の分からない機能追加と値上げが目立つため、ネガティブな印象を持つユーザーも多いかもしれません。
Leminoの詳細
NTTドコモは、映像配信サービス「dTV」をリニューアルし、新たな映像配信メディア「Lemino」として2023年4月12日から提供を開始しました。
Leminoでは、約180,000本のコンテンツを提供するほか、無料で広告付きの話題作品も楽しめます。
レビュー投稿や感情シェアが可能な「レビュー」機能、「マイチャプター」機能、「エモートライン」機能も追加され、SNSのような機能でフォロワー同士がつながりやすくなっているとのこと
dTVとの変更点と価格違い
Leminoでは、dTVからいくつかの新機能が追加されています。
- レビュー機能: コンテンツに対するレビューを投稿・シェアできます。
- マイチャプター機能: シーンごとの感情やコメントを投稿・シェアできます。
- エモートライン機能: フォローしたユーザーのおすすめコンテンツをタイムライン上で見ることができます。
しかし、価格面では、月額定額プラン「Leminoプレミアム」が990円(税込み)で提供されており、dTVの550円から大幅に値上がりしています。
ドコモの狙いと変更の理由
ドコモがdTVからLeminoへのリニューアルを行った理由としては、ユーザーがコンテンツをより楽しめる新たな視聴体験を提供したいという狙いがあると思われます。
しかし、新機能の需要が分かりづらいことに対して、大幅な値上げがあることから、一部のユーザーにはネガティブな印象を与えてしまっているかもしれません。
まとめ
dTVがLeminoにリニューアルされましたが、新機能の追加に対して価格が大幅に上がっていることから、一部のユーザーにはネガティブな印象を与えてしまっている可能性があります。
dTVのブランドを捨ててLeminoに移行した理由も明確でなく、現時点では550円から990円へのただの値上げに見えてしまっている点が課題となっています。
今後、ドコモはLeminoの価値をより明確に示すために、独占配信作品やオリジナル作品の充実、ユーザー同士のつながりを活用した機能の追加など、さらなるサービス向上に取り組む必要があるでしょう。
今のままではユーザーの離れが進んでしまうことが懸念されます。
1980年代後半からITと家電業界に携わり、その経験を活かし、テクノロジー業界の最新動向を的確にキャッチし、幅広い読者にわかりやすく伝えることを得意としています。
雑誌やウェブサイトでの執筆活動を中心に、メディアでの解説やコメンテーターとしても活躍しており、当サイトでも家電・IT業界の専門家としての知識と経験を広く共有してまいります。
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